keyboard_arrow_right
keyboard_arrow_right
春の自然観察会レポート
自然部会, 鹿沼学舎

春の自然観察会レポート

 4月14日(日)に実施された春の自然観察会について報告します。
 今年の春の訪れは早く、見笹橋上手に植えられたソメイヨシノはすでに葉ザクラとなりつつありましたが、鹿沼学舎から5名、北光自然観察クラブから10名が見笹霊園に集合し、春の自然観察会を行いました。
 豊田顧問の挨拶をいただき、記念写真の撮影を行った後、まずは数台の車で喜久澤神社へ。ニリンソウの咲き乱れる参道を進むと、案内をお願いした福田純一氏がすでに到着しておられました。福田氏によると明治時代、神社は郷社、県社、国社の3階級に格付けされていましたが、鹿沼では3つの神社が県社に指定されました。喜久澤神社は今宮神社、加蘇山神社に先んじて県社に指定された、格式の高い神社である、とのことでした。
 

 喜久澤神社を後にして県道を進み、板荷の踏切を渡って左折し、旧道に入りました。板荷駅の西側を流れる吉良堀は、冬の間水が枯れていたと見えてバイカモは見られませんが、石の下を探ると数匹のサワガニが出てきました。
 見笹霊園に戻っていよいよ本命のハイキングに出発。黒川右岸(西堤)に付けられた道で西側はしばらく田んぼが続きます。秋に稲を刈ってそのまま冬を越し、水が入ったばかりの田んぼでは、水没したスズメノテッポウが黄色い雄しべで飾られた花穂を水中から出していました。みんなで草笛に挑戦しました。となりの田んぼはまだ水が張られていないので、コオニタビラコの黄色い花やレンゲソウの赤い花で彩られています。次にあらわれた田んぼは土をやわらかくするために、冬になる前に耕されており、植物は何もなく淋しい限り。

 樹林帯に入ると、早春に咲くフサザクラ、アブラチャン、カタクリなどはすでに花が終わっていましたが、エイザンスミレやニリンソウ、ウスバサイシン等の花が見られました。下遠部に入ったあたりで左から流れてくる沢に入り、しばし沢登りを楽しんで、落差2~3mではありますが両岸が迫ってなかなか迫力のある滝を見学しました。
 車道に戻って見下ろす黒川本流は小来川、天善教あたりの黒川にひけを取らない美しい渓流で、水の底まで澄んでいます。
 用水路のある広場でお昼にしました。水路の岸辺の水たまりにはすでにヤマアカガエルの卵が産み付けられていましたが、水草の中をガサガサやると、大きな雌ガエルに抱きついて(いる様子ではないが)離れない雄ガエルが出てきました。その他、つかまえたアブラハヤやホトケドジョウなどを水槽に入れて観察しました。
 

歩いて見笹霊園に戻り、解散となりました。

参加者(敬称略)
鹿沼学舎→阿部 進、市村悦夫、五月女紀士、福田純一(案内)、豊田敏盟、渡邉友子、阿部良司
自然観察クラブ→上原悠生・由美子、亀山義宗・千尋、佐々木伸二、鈴木若菜・康之、平井亜湖、山口龍治、石崎隆史・裕子
開花していた植物(草)・・・イヌナズナ、ウスバサイシン、エイザンスミレ、オオイヌノフグリ、カラスノエンドウ、キクザキイチゲ、ミヤマキケマン、コオニタビラコ、コハコベ、シロツメクサ、スイバ、スズメノテッポウ、セイヨウタンポポ、タチツボスミレ、タネツケバナ、ナズナ、ニリンソウ、ヒカゲスミレ、ヒメオドリコソウ、ヘビイチゴ、ホトケノザ、マルバスミレ、ムラサキケマン、ヤマネコノメソウ、レンゲソウ
開花していた植物(樹木)・・・アオキ、イヌシデ、キブシ、ニシキギ、ニワトコ、モミジイチゴ、ヤマブキ、レンギョウ
見られたキノコ・・・トガリアミガサタケ
見られた昆虫・・・モンシロチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ミヤマセセリ
出た鳥・・・ヤマガラ、ウグイス、ヒバリ、ハシブトガラス、メジロ

報告者 阿部良司(自然部会長)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です