keyboard_arrow_right
keyboard_arrow_right
北小学校校舎見学会 レポート
地産探究, 鹿沼学舎

北小学校校舎見学会 レポート


6月16日(日)、鹿沼市内で唯一の現役木造校舎である鹿沼市立北小学校校舎の見学会を開催しました。

この日は日曜日にもかかわらず、校舎内を開放してくださったのは、江連校長先生をはじめとした北小学校関係者や、鹿沼市教育委員会のご厚意によるもので、学舎を代表して感謝を申し上げたいと思います。

午前10時、西側玄関前に集合した参加者は、市内外から集まった40人。当初20人を定員として想定していましたが、直前に「下野新聞」に取り上げられたこともあり、予想以上の方々からの申し込みがありました。そのため、40人を超える申し込みの方には、参加をお断りせざるを得なかったことをお詫び申し上げます。

この日の案内役をつとめたのは、鹿沼学舎地産探究部会長の渡辺貴明氏。建築の仕事をしながら鹿沼市内の歴史的建造物の調査や記録に取り組んでいるスペシャリストです。

渡邊氏の案内で、まず校舎の外回りを見学しました。
正面玄関は、かつては平らな屋根のポーチ上の構造をしていましたが、
平成の改修の際に、現在のような切妻型に直されました。これは、雨森対策だそうです。
また、屋根も瓦葺からスレート葺に改められています。
このほか、窓枠がアルミサッシになるなどの変更がありましたが、
基本的な構造は、昭和10年の創建当時のまま保存されています。

腰壁がこのように高く作られているのも特徴です。
これにより、雨水などでの劣化を防いでいます。

公邸北側には「御所の森」という日光山にまつわる史跡もあります。ここでの説明は、
鹿沼学舎事務局長の福田純一が行いました。
それから西側玄関に戻り、校舎内部に入りました。
ここは西側の階段です。階段は杉の一枚板を使用し、非常にゆったりした作りになっています。

一見、金属のように見えるこの丸柱も木製です。

教室内部も、昔と変わっていません。変わったのは、だるまストーブ用の煙突の穴が無くなったことと、窓枠がサッシになったことくらいでしょうか。

教室の廊下側の窓の上部には、このような可動式の風抜き窓が工夫されています。

廊下の床板は張り替えられていますが、壁や天井は昔のままです。

2階の廊下から北校舎を望む

さて、北小校舎の最大の見どころは、正面玄関奥のこの階段ホールでしょう。
柱を使わない広々とした空間に、一枚板の階段が踊り場から左右に続いています。

ここで記念撮影もしました。

2時間近くにわたって、校舎の内外を見学しました。参加された方々からは、「懐かしかった」「素晴らしい校舎をいつまでも残してほしい」などの感想が。
休日にもかかわらず、見学会にご協力くださった北小学校の先生方には、改めて感謝申し上げます。
鹿沼学舎としても、この素晴らしい校舎を鹿沼の地域資源として、どのように保存・活用していくか、考えていきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です